前作が訳されたのは約15年前

太陽レンズの彼方へ―マッカンドルー航宙記 (創元SF文庫)

太陽レンズの彼方へ―マッカンドルー航宙記 (創元SF文庫)

移動中や古炉奈で残り半分以上を一気に読んだ。スタンダードだけれども、とてもいい話ばかり。
マッカンドルーのスコットランド訛りが、北海道弁で訳されている。
著者による付録では、ペンローズの『皇帝の新しい心』について触れている。ペンローズの考えが、「いい線をいっていると思う」が微小管のアイデアはいただけないとする著者の意見には同意。
この付録の最後のくだりが、著者が故人となった今となるとなおさら感慨深い。