山本直樹『堀田』3


(ISBN番号で参照できないので、表紙の画像だけ)
2巻が出たのはもう3年も前のことなのでほとんど内容を忘れていたが、巻頭に人物紹介があるので助かった。まあ、相変わらずほとんど盛っているだけなんだけど。
初出が今いちわかりづらいので雑誌に載ってからどれくらいの期間が空いているのかよくわからないが、今までの刊行ペースと比較してみると、例の子供騙しファンタジーの発売にわざとぶつけたわけではなさそうだ。
ところで、表紙絵の床の模様はペンローズ・タイルになっている。『明日また電話するよ』の本編はまだ読んでないのだが、巻末付録によると、作者は最近は理科系ノンフィクションを読んでいるそうなので、きっとペンローズも読んでいるのだろう。かつては有害図書指定された漫画家の作品が、今や数学の知識がないとじゅうぶんには楽しめないのですよ。
あと、『山本直樹官能コレクション DVD-BOX』なんていうのが出てるのか。でも、実写で観てもなあ。映画版の『あさってDANCE』よりはマシかもしれないけど。