よしながふみ『大奥』4

大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)

例によって既刊の1〜3巻を一気に再読したら、情動失禁のような状態に。その流れでこの4巻を読んだものの、中盤で一段落。3巻で最高潮に達したテンションのまま泣きのストーリーが続くので、どうにかなってしまうかと思った。
この巻の序盤で、家光も、百姓の娘であり秀逸なサブストーリーでアクセントを添えてくれた「さと」も、あっさり死んでしまう。その後物語は家綱そして綱吉や桂昌院たちに引き継がれるが、開始当初のエピソードが吉宗の時代だったのでわかっていたことではあるのだが、こういう物語内の世代交代に直面するとしみじみしてしまう。それにしても、玉栄というか桂昌院は、見事に成り上がったなあ。