古屋兎丸『幻覚ピカソ』1

幻覚ピカソ 1 (ジャンプコミックス)

幻覚ピカソ 1 (ジャンプコミックス)

主人公の少年の顔を見て中二病の話かとも思ったが、そうではなかった。
主人公はとある事件が元で、悩みをかかえた人の心象風景を絵に描くことができるようになり、その絵の中に入り込むことによって一種のセラピーを行う。といっても、これは決して彼自身が望んでしていることではなく、そうしなければ彼の体は徐々に腐ってしまうので嫌々ながら、という設定。
この絵の中に入り込んだときの描写が、鉛筆画のようなタッチで面白い。