のんちゃんのり弁

小西真奈美が見たい!の一念で行ってきた。
なので映画として脚本がどうだとか演出がこうだとかいったことは全く期待していなかったが、意外に楽しめた。普通にいい映画ですよこれは。
ちょっとしたきっかけが元で料理に自分の生き方を見いだした主人公の友情・努力・勝利的な物語、という点にだけ着目するとほとんどファンタジーにしか思えないだろう。しかし主人公をとりまく家族のあり方や、アラサー的恋愛未満な非決断主義的メンタリティは、物語に今日的なリアリティを与えているように感じた。
小西真奈美の演技も、無理して痛々しいんじゃないかなあと懸念していたが、全然そんなことはなくて意外に地に足がついているという印象。子役も含めて、配役も良かった。