『ハヤテのごとく!』25

ハヤテのごとく! 25 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 25 (少年サンデーコミックス)

やや消化不良気味ではあるけれどもアーたんのエピソードは一段落して、展開も大きく変わりそう。まあこれはこれでいいんじゃないか。
今回の個人的ヒットは、第8話のサブタイトル

「若い頃の僕らは
りびんぐゲーム
いずみちゃんの秘密を知り
ショックを受けたりもした」

かな。
あとこれも一緒に買って読んでみた。

作者自身による解説を読んで、なぜ『ハヤテ』が時に荒唐無稽というか、さすがにその展開はないだろう、という流れになるのかがよくわかった。作者自身がまさにそれを狙っていたのだとは。
また、自身の漫画家としての才能について客観的な評価を述べているところがあって、それはまあ酷ではあるけれどある程度当たっているんじゃないかと思う。全ての漫画家が天才であるというわけじゃあないし。けれども、この作者の生真面目さというか、創作に対する真摯な態度とサービス精神が作品からひしひしと感じられて、だからおれは『ハヤテ』を読み続けているんだと思う。