七瀬ふたたび

フライヤーだけを見て、この女優は七瀬のイメージじゃないなあと感じてパスしようと思ってたんだけど、しょこたんが監督したプロローグがあるというので、観ることにした。
プロローグはなかなかよく出来ていた。多岐川裕美が出ているというのも、まあお約束だけど嬉しい。
本編がまた、意外に良かった。フライヤーの写真だとキツすぎるが、芦名星は好みの顔だし、原作の七瀬のイメージに合ってるじゃないか。小説の七瀬三部作ではそれぞれの七瀬の性格はかなり違っていると思うんだけど、特に『七瀬ふたたび』の七瀬にぴったりだ。
原作を読んで、多岐川裕美が出ていたNHK少年ドラマシリーズも観ていれば、この映画版はすんなり受け入れられるんじゃないか。主な舞台が北海道の湖だし、ヘンリーは黒人だし(だから携帯はSOFTBANK?)、ノリオもなんか昭和の子供っぽい。評判は真っ二つに分かれているようだけど、それはオールドファンには受けがいいからなんじゃないの?なんて思った。
あの結末は、原作を読んでいれば、途中で予想がつく。○○が途中で○なないんだもの。