サロン・ド・キノコ〜恍惚の逃避行・札幌編

もう5月も半ばだというのに、今年になってからライブに行くのはこれが初めて。
会場に入ってまず物販コーナーを見ると念願のTシャツがあったので、黒のロゴTシャツを購入。さらによく見るとケメのDVDもあって、これは通販でしか入手できなかったので今まで躊躇していたのだが、即購入。
このツアーは今日の札幌が初日なので、支配人によれば「初夜」だそうだ。といっても一昨日と昨日は東京でライブだったはずで3日連続ということになるのだが、そんなことは微塵も感じさせないパワーがあった。というか、パワーありすぎ。オレがキノコホテルのライブに行くといつもそれほど激しいアクションはやらないのだけど、今日の支配人はすごかった。登場からして、フロアの奥から客の間を通って入場。さらに客の頭上にのっかって歌うこと4回(くらい)、思い切り勢いをつけたダイブが1回。ダイブの直前には、支配人の眼が獲物を狙うネコ科の捕食動物のそれのように一瞬光ったのを、ワタシは見逃さなかった。いつものように電気オルガン(名前がついていたはずだが、失念)の上に立ったり四つん這いになったりもしていた。
それにしても、堂々たる演奏でもう貫禄すら感じる。twitterでだったか、昭和歌謡風の音楽を専門にやっているわけではない、みたいな発言を見た覚えがあるのだが、確かに今日のライブを観た感触では、むしろパンクなんじゃないかと思った。先日出た新譜の曲も良かったし、「砂漠」を聴けたのも嬉しい。
あと印象に残ったのは、MCで支配人が「北海道の胞子(註:キノコホテルのファンのこと)にはルナティックな人が多い」と言っていたこと。「マニアック」とかじゃなくて「ルナティック」と形容するという言葉のセンスが好きだ。
7月にはなぜか旭川紋別で実演会をやるそうで、旭川なら行けるかな?
ケメのDVDは今観ているところだが、DVD-Rで手作り感たっぷり。カメラの前を人が横切ったりもするけれど、歌にグイグイ引き込まれる。買ってよかった。