ベニスに死す

小説は読んでいないけれどあらすじだけはだいたい知っている。中年の作家が避暑に行った先のベニスで偶然出会った美少年に懸想するけど、流行り病に罹って死んじゃうっていう話でしょ?なのに映画は2時間超も尺があるので寝ちゃうんじゃないかと心配だった。
まあ映画もだいたいそんな感じのストーリーで、主人公が作家じゃなくて作曲家になっていたところが異なる。尺が長いのも、ホテルでの会食シーンや浜辺で遊ぶ若者たちを延々映しているだけでもちゃんと「絵」になっているわけで、納得。
途中の主人公とそのライバル?の芸術論争は、論理的なディベートになっていないので、退屈だったけど。