吾妻ひでお、とり・みき『よいこのための吾妻ひでお』

よいこのための吾妻ひでお Azuma Hideo Best Selection

よいこのための吾妻ひでお Azuma Hideo Best Selection

さすがに初期の作品にはなじみがない。『ふたりと5人』『チョッキン』をかろうじて少年チャンピオンで読んだくらい。
でもこうして時系列に並んでいると、『パラレル狂室』や『不条理日記』に行き着く過程がよくわかる。というのは、とり・みきの解説のとおりなんだけど。しかし初期の作品からそのことを予感するというのは、正直すごいと思う。漫画家として成功を収めるにはそういう才能も必要なのだろうか。