コズモポリス

クローネンバーグの文学的傾向が全開でなかなか良かった。ちょっと疲れていたけど、無理して観に行って正解。ウイリアム・ギブスンをエロくして、さらにJ・G・バラード風にしたという、そんな小説を画にしてくれたような感じだった。と思ったら、ちゃんと原作があった。読んでみようかな。
ストーリーの8割くらいがリムジンの中の会話で成り立っている。ロードムービーならぬ、リムジンムービーか。経済、哲学、科学と、いろいろな方向に話が飛躍しながらも、つまるところは「前立腺が左右非対称」。この言葉に行き着くというところがすごい。
音楽がモロに好みのインディーロックで、カナダのMetricというバンドだった。ボーカルが元Broken Social Sceneらしいし、こっちも聴いてみるか。