2005-05-14 ■ sf ディック自ら書いたものの、映画そのものはお蔵入りとなってしまった脚本。 さすがに作者本人が書いただけあって、原作の雰囲気が継承されててよい。映画の脚本のくせに、地の分の描写がいちいち文学的で、決して映像的ではないところがディックらしいか。 ラストが、原作のあの印象的な文章ではなく、希望を持たせるものになっている。