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- 作者: 大森望
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 単行本
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やっぱり読んでいてイライラするところもあるし、★マークによる評価に納得できないものもある。SFの範疇にロールプレイングゲームやミステリが含まれるのはいいとしても、ドラクエはSFじゃないと思う。FFなら、特にIV以降は、SFといえるだろうけど。『姑獲鳥の夏』(量子力学に関する蘊蓄は抜きにしても)と『魍魎の匣』がSFというのには同意するが、他の妖怪シリーズの作品はそれほどSF度が高くはないと思う。肌に合わない理由は、「SF」の定義が自分とは大きく異なるからかもしれない。
それでも、読んだはずなのにきれいさっぱり忘れていて再読したい本や、未読で読んでおきたい本もいくつかあった。
以下、再読しなければならないリスト。
バリントン・J・ベイリー全部
ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』
イアン・ワトスン《黒き流れ》三部作
K・W・ジーター『ドクター・アダー』
そして、読みたいリスト。
スタニスワフ・レム『完全な真空』
大江健三郎『治療塔』
椎名誠『アド・バード』
日本人が書いたSFは見事に抜け落ちているので、少し読んでみよう。