直前まで迷っていたが

ヘリさんも行くというし、生Underworldを一度観てみたかったので、行くことにした。翌日午後イチの飛行機に乗らなければならなかったのだが、ちょっと頑張ってみようかなと。
21時にヘリさんと待ち合わせ、すぐ入場。
会場はとても地味で、あまり金をかけていないことが一目瞭然。会場の案内に関してはタイムテーブルとマップを兼ねた掲示板がひとつあるだけで、食事や飲み物の出店も少ない。会場早々の時点ではこれらの出店では漏れなく閑古鳥が鳴いていたが、後に人が増えてくると、出店の数が少ないのでものすごい行列になっていた。スタッフも少なくて、運営は二流以下。
まずは軽く腹ごしらえしてケン・イシイを観た。こういうのを観るときにはいつも考えてしまうことを考えながら観る。ヘリさんはとても幸せそうに踊っていて、こっちを観ているほうが楽しかったりして。
グッズを買って(UnderworldのTシャツとCD、Chris CunninghamのグロTシャツ)、某ソーシャルネットワークの方々とまったりしていると、「Mr.John Spencer!」の掛け声が。おお、ほんとにジョンスペだ。吸い寄せられるように前方に移動する。一曲しか演らなかったけど、相変わらずカッコいい。
Underworldの会場に移動し、柵際の安全地帯を確保。どんどん人が集まってくる。
Underworldは仕事時のBGMとして最高なので殆どその用途でしか聴いてはいないのだが、生で観ても良かった。ジャズなどは別だろうが、やっぱりボーカルや楽器の演奏がないと生で観ても面白くない。
"Rez"が始まると、「レズだレズだ」などと言いながらどこからともなく人が集まってくる。最後列にいるというのに、この人の多さはなんだ。曲が終わりそうとみると途端に人が退いていくのだが、オーバーラップして"Born Slippy"のフレーズが聴こえるのに、この人達は興味がないのか?いや、明確にそれとわかるイントロを認識するや否や、あわてて戻ってくるのだった。そして続く"Two Months Off"でも同じことが繰り返される。面白いなあ。
怒涛のヒット曲三連発が終わると、今度こそ周囲の人はすっかり退いて、落ち着いて観られた。よく知らないロックっぽい曲もいくつかあったけど、ライブで観るならこういう曲のほうがいい。
本当に3時間も演るとは思っていなかったけど、見事にほぼぶっ続けでぴったり3時間。最後のほうは記憶が定かではない。
最後にTowa Teiをちょっとだけ観るが、門外漢が言うのもなんだが、もはや古典的というか紋切り型というか。
早朝6時に会場を後にして、平日の出勤と同じ電車ではあるがいつもより早い時間に逆方向に乗って帰る。座った途端に気絶するように眠りについた。乗り過ごさなかったのは奇跡。