キントッシュ2号

もう長いこと自分専用のノートPCを持っていなくて、そろそろ欲しいなあと思っていたところに丁度いいタイミングで発売されたこのMacBookデュアルコアでこの値段というのはじゅうぶん魅力だが、ディスプレイが光沢なのとキーボードがおもちゃっぽいらしいということで店頭で実物を見るまで我慢したわけだけど、光沢といっても激しくテカテカというわけじゃあないし、キーボードはストロークが短くて打鍵音も静かなので、むしろ自分好みなのであった。ということで、店から帰ってすぐポチッと。
一番安いモデルでいいけれど、グラフィックスのメモリがメインメモリと共有だから追加して1GBにして、キーボードは当然正しい配列でなければならないので、オンラインのアップルストアで購入。出荷完了メールでは配送予定日は30日になっていたが、今どき配達するのにそんなに時間がかかるわけがないのであった。予定日を遅めに通知しておいて実は早く届くのは、アップルストアツンデレということらしい。
さっそく電源を入れてみる。起動するとまず「キモいオッサンが画面に現れる」という話を聞いていたが(ディスプレイの上にあるiSightのカメラで撮影している映像が出てくるので)、確かにその通りになった。もし予備知識がなかったら、かなり驚いたことだろう。しかしこのiSightのカメラ、二度と使わないだろうな。
動作はかなり速い。5G PowerPC 2GHzのiMaciTunesのビジュアライザ勝負をしてみたところ、フレームレートは2倍どころか4倍くらい出た。去年のモデルとはいえこんな安いノートPCに負けるなんて、PowerPCとは何だったのかと思わないでもない。アクティビティモニタでCPUのグラフが2つでてきたが、デュアルコアだから当たり前だった。
ディスプレイは明るめで、最大だと明るすぎるくらいなので、明度を少し落とした。上下の視野角はやや狭いが、大勢で見るのでもない限りは気にならないレベル。
発熱に関しては、パームレストはそれほどでもないけど、キーボードの左上のあたりがかなり熱くなる。なのにファンが回る気配が一向にないのだけど、大丈夫なのかな。もう少し様子を見るしかないか。
バッテリーを調教するために、電源アダプタをはずした上でiTunesで音楽を再生しつつ、無線LANガリガリとネットしつつ、DVDメディアからもろもろのソフトのインストールもしてみたが、スリープするまで3時間は保った。かなりパワーがある。
細かいところではトラックパッドが使いやすくて、指二本でスクロールできるのは今までのiBookなんかと同じだけど、指二本でタップすると右クリックと同じ動作をするように設定できる。殆どの操作が片手でできるので、これは便利。
Front Rowはギミックとしては面白いけど、デスクトップならまだしもノートではあまり利用価値はないかな。リモコンを失くしそう。
後はユニバーサル版のegbridgeを入れて、Vim7が動くようにしないと。
そして、Windowsを動かしてみて(BootCampではなく、エミュレータの方向で)、仕事でも使えることを証明して今度は黒いやつを会社で買ってもらうんだ。