ラリイ・ニーヴン『リングワールドの玉座』
リングワールドの玉座―ノウンスペース・シリーズ (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: ラリイニーヴン,Larry Niven,小隅黎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 文庫
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だが前作からの引きもなにもなく本編が始まってしまうので、話にさっぱりついていけない。それに、ニーヴンってこんなに回りくどい文章を書くんだったっけ?
確か、リングワールドの二足歩行生物は、人類もそうだが元をたどればパク人という設定だったと思う。それら二足歩行生物たちは「リシャスラ」という生殖を伴わない疑似的な性行為をコミュニケーションや取引の道具にしているのだが、異種族同士が顔を合わせればとにかくリシャスラばっかりで、みんなヤリすぎ。
というわけで、あまり楽しめなかった。
続編の『リングワールドの子供たち』はもうハードカバーで出ているから、あと数年経てば文庫で読めるだろう。かなりの謎が解決されているらしいので、無事に打ち止めにできそう。
ところで、現在早川SF文庫から出ているニーヴンの本は、リングワールドの3作と、パーネルとの共作『悪魔のハンマー』だけ。いつの間にか、他のノウンスペース・シリーズも『無常の月』も絶版になってしまっていた。なんてこった。