ロバート・A・ハインライン『夏への扉』

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

この名作を読んでいないなんて、人としてどうだろう。ということで、読んでみた。
まあストーリーもだいたいのところは知っていたわけだけど、安心して読めるというか。
しかし、特にラスト近くの「明るい未来」に対する楽観主義は、さすがにもう過去のものだ。だからといってこの作品の価値が少しでも減ずるわけではないが、やはり少年時代に読んでおくべきだった。
ところで、今の今まで竹宮惠子のアニメ『夏への扉 [DVD]』の原作はこれだと思っていたのだが、題名が同じなだけで全くの別物なのだった。ガーン。
一生の不覚。