アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』

もちろん読んではいるけれど、新装版ということで、一応買っておいた。しかし、この超名作が今まで絶版で古本屋で高騰していたなんて、何かが間違っている。
それにしても、このカバーのイラストはちょっとなあ。生頼範義じゃないのは仕方ないにしても、ダイナミックさに欠けるよなあ。…というのは、大方のオールドファンの意見じゃなかろうか。
ちょっと中身を見てみたら、タイポグラフィの部分が洗練されて小ぎれいになっている。やっぱり昔の版のほうが、猥雑な感じがしてよかった。