星野之宣『スターダストメモリーズ』

2001夜物語』と比べてしまうとどれも軽めの作品に感じてしまうし、題名にもなっている連作以外は統一感がないので、雑多な印象を持ってしまう。それでも、SF短編群をこうして一冊にまとめてもらえるのはありがたい。光文社からSF作品集成というのが出るらしいが、それとかぶらなければいいんだけど。
珍しくコメディタッチの作品がひとつあった。この画力であえて1950〜60年代のメカを描くという、ギャップが面白い。