Perfume 『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』

幕張の敵を九段下で討つ。
12時発の飛行機に乗る前に、ナタリーから物販の列にすでに人が並んでいるとの情報が。あせっても仕方がないので、遅めの昼を食べてホテルにチェックインし、4時ころに現地に到着。
運営側もさすがに学習したのか物販もスムースで、待ち時間ゼロでもろもろ買えた。特にショッピングバッグは、落ち着いた色合いでちゃんと丁度良い大きさのマチもついているし、これで500円とは良い買い物をした。
クジ運が悪くて2階席からの観覧となったが、むしろこれで良かったかもしれない。彼女らのパフォーマンスを上から俯瞰するというのは初めてだ。指定席だから周囲の人に余計な気を使わずに自由に動けるので、今までのライブで一番楽しめたかもしれない。また、ライブハウスだとどうしても足元が見えないが、むしろ上からのほうが全身が見えてステップもよく見えるし、前後の移動量やポジションをチェンジする様子もよくわかった。
オープニングは「やられた!」という感じの意表をついた演出で始まる「コンピューターシティ」。そしてこの代表曲を大胆に解体し、初公開の「edge」に繋げる。さらに「plastic smile」や「Puppy love」も初公開で、これでアルバムの曲は、ほぼインストに近い「Butterfly」を除いて何らかの形でパフォーマンスが公開されたことになる。曲だけがラジオなどで先行して発表されている「Dream Fighter」もやってくれたし、大満足。
武道館は今までに2回くらいしか来ていないはずだが、とにかくステージが広い、という印象がある。この広いステージを「セマイドル」がどう使いこなすかが気になっていたが、むしろ概ねいつもどおり狭い距離感でパフォーマンスを行い、時おり花道や背後の段差やステージの左右の端を使うことによって、動線の集中と拡散とを効果的に操るという演出方針だったように感じた。レーザー光線やスモークも、使いどころを最小限に抑えて派手でないのが良い。ステージ両サイドにある舞台装置には実は仕掛けがしてあって、「シークレットシークレット」のときには例のマネキンが現れた。
ステージ後方のディスプレイに写される映像もとても凝ったもので、特に「Butterfly」が、ツアーのときとは全く違うスタイリッシュな映像で、素晴らしかった。
なんというか、この娘たちと周りのスタッフは、かなり大丈夫。新曲も含めてどの曲も安定感があるし、ツアーではダレ気味だったトークも今日はキレがあった。ほんの5000円ぽっちでこんな良いものを見せてもらえるなんて。
来年5月の代々木体育館2daysも告知されたが、これも万難を排してなんとしても観に行きたい。