つげ義春コレクション『四つの犯罪/七つの墓場』

貸本時代の作品が収録されている。
いろいろと試行錯誤していた時代なのか、絵柄が安定していない。ストーリーもミステリ調のものが多く、正直これはちょっと……というものもあるにはあるけれど、後半に多い救いのない話は、後の作品群に通じるものがある。
おばけ煙突」は子供の頃に読んだ憶えがうっすらとあるのだけど、年代が合わないな。他の作家の漫画と混同しているのかも。