ジャック・ヴァンス『ノパルガース』

ノパルガース (ハヤカワ文庫SF)

ノパルガース (ハヤカワ文庫SF)

トールサイズで活字はスカスカ、正味200ページ程度しかない。だが、それがいい
1966年の発行となっているけど雰囲気が50年代ぽいなあと思ったら、解説によるとやはり50年代に書かれたものらしい。まさに50年代馬鹿SF映画を彷彿させる、けれん味と疾走感がたまらない。こんな薄い本、深く考えないでガハハハと笑いながら読めばいいんですよ。
不満があるとすれば、洗練されすぎているカバー絵か。