『SFが読みたい!2009年版』

SFが読みたい! 2009年版―発表!ベストSF2008国内篇・海外篇 (2009)

SFが読みたい! 2009年版―発表!ベストSF2008国内篇・海外篇 (2009)

去年はけっこう本を読めたので、ここで紹介されている本もわりと読んでいる。とは言っても、去年は再刊が多かったので、読んだ新刊の数は例年と大差ないかもしれない。
新刊の中では、やはり『時間封鎖』がダントツだった。アンケートの結果でもやはり評価は高いようだ。
そのアンケートだけれど、プロの批評家なり翻訳家なりが「あまり読んでない」とか「もっと読まなきゃ」などと自虐的になってしまうというのは、たとえそれが本当のことであっても言ってはいけないことなんじゃないか。そして、堺三保と丸屋九兵衛はもう本当に救いようのない馬鹿だし、坂村健はたぶん痴呆症が進行している。小谷真理の肩書き「ジェンダー評論家」には笑ってしまった。ギャグのつもりなら、少し見直してやってもいい。