ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

原作の小説が気になっていたのだけど、とりあえず映画を観ることにした。
これはちょっと痛々しいなあ。肉体的な暴力や性暴力を直接的に描写することに抵抗はないけど、映画なんだからそれなりに映像美がないとなあ。
謎解き自体はそれほど目新しいものではなくて、どちらかといえばありがちな、宗教がらみのサイコ殺人。謎解きをするのはもっぱら女主人公のリスベットだが、天才的なハッカーなのか知能がずば抜けているのか、キャラの設定があいまい。トラウマを抱えているためか、過剰に暴力的だったり素直に愛情を表に出すことができなかったり、というところは良いのだけど。演じている女優も雰囲気はなかなか良いのだが、体が貧弱なのはまあいいとしても、スタイルが悪すぎる。
尺が意外に長く、2時間半くらいあった。後半は怒濤の展開で、事件そのものが解決してからのエピソードは無理矢理ぎゅう詰めにした感じ。ペース配分はなんとかならなかったのか。
まあでも続編は観ちゃうかな。ラングドンシリーズよりは面白かったし。