江口寿史『ストップ!!ひばりくん!』3

ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション 3

ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション 3

スケコマシ本田拓人が出る回がかなり修正されている。でもここに出てくるギャグって、ボクシング部が合宿に行く話のやつと同じだ。27年の時を超えた繰り返しギャグのつもりかもしれないけど、これはむしろ焼き直しに映る。
この3巻のウリは、最終話の加筆にあるのだろう。でもこれは途中でネタが割れるし、あえて当時のネームを復活してくれなくても別に構わない。画は、昔のほうが好みだし。
ジャンプコミックス双葉社のハードカバーに続いてこのシリーズを買ったのは、カラーの再現と雑誌に掲載された全エピソードが収録されているという点にあった。だからもうこれで打ち止めにしよう。新作が出たら買うかもしれないけれど、今後江口寿史を積極的に追いかけることはあるまい。予定から数ヶ月遅れてこの程度じゃあね。
ところで、巻末に収録されている「ボーナストラック」だけれど、某所にて、これが「何かを諦めた穴埋め」ではないかという指摘を目にした。21ページといえば、確かに1エピソード+αに相当する。実際のところ、どうなんですかね、ヘンシューチョーさん?