薄野ロックンロールホテル810号室!

ちょうど一時帰国中にこのライブというか実演会があることをキノコホテルのホームページで知り、行くことに。
掲示板には22時頃に出演とあったので、9時少し前に会場入り。初めて行くハコなので緊張したけど、ちょうどロカビリーっぽいバンドが演奏していて、なぜかちょっと安心した。
ジプシーローズというバンドが、昭和歌謡ど真ん中という風でなかなかよかった。平山みきの「真夏の出来事」のカバーをやってて、キノコホテルとかぶったらどうしようなんて思ったりもして。みうらじゅん大竹まこと化してギリギリ内田裕也にはなっていないという感じのギターのオヤジ(リーダー?)が、自分たちのバンドを「ジプシーキングス」と素で間違えて言ったりして、受けてた。そしてなぜかキノコホテルを推してて、高感度up。
ボーカルがまた若い頃の池上季実子似の美人で、踊りも上手い。歌いながらすこしずつ服を脱いでいくのでドキドキしてたら、とうとうトップレスに。後で調べたら、実は彼女は藤野羽衣子というプロなのであった。
ちょうど1週間前にこんなことを書いたせいか、戸川純などが合間にかかる。ちなみに先週は、なぜか「Puppy love」がかかっていて、「上下上上」をやってるヲタがいて微笑ましかった。
正面で観るとファビエンヌ猪苗代が支配人に隠れてしまうことがわかっていたので、のっちサイドならぬkemeサイドに陣取ろうと思っていたが、逆方向に流されてしまったものの、前から3列目の好位置をキープできた。ベースのエマニュエル小湊の真正面なので、少し照れる。今まで観た2回とも衣装は赤だったが、今日は青だった。
メインアクトなので、たっぷり1時間以上やってくれて大満足。初めて聴く曲もいくつかあった。
それにしても、やはりファビエンヌ猪苗代はいい。Perfumeにおけるあ〜ちゃん、またはThe Pains of Being Pure at HeartにおけるPeggy、はたまたPixiesにおけるKimのように、サウンドの要でありムードメーカー。目が離せない。
ライブ後、DVDとイザベル=ケメ鴨川のソロCDを購入。

キノコホテルの夜明け~初期実演会 [DVD]

キノコホテルの夜明け~初期実演会 [DVD]

現在とはメンバーも衣装も違う。でも演奏スタイルはこのころから確立されていたようだ。
永遠の旅

永遠の旅

ギターの上手さはライブでわかっていたが、ボーカルがこんなにも迫力があったとは。キノコホテルのコーラスとは全然違う。70年代当時のフォーク文化にはちょっとついていけないところがあって正直苦手なんだけど、これはすごくいい。