珠玉の名作アンソロジー3『100万回のkiss』

やっぱこのアンソロジーはだめだな。テーマに反して、特にキスが重要な意味をもつという作品群ではないのだ。要するにチューが出てこないんだよ。チューが。
吉田秋生の「ラヴァーズ・キス」や吉野朔実の短編が読めたのはいいけど、波津彬子さいとうちほがどうにもなあ。萩尾望都の「6月の声」は、初めて読むかと思ったら、『A-A'』に入っていたようだ。全然憶えてない。西炯炯子はちょっとよかった。チューはあまり出てこないけど。