マルドゥック・スクランブル圧縮<完全版>

原作は読んだがまったく楽しめなくて、SF版『哭きの竜』というくらいの評価しかできなかった。だから劇場アニメにも期待はしてなかったのだけど、映画の日だから1000円で観られるならまあいいかと思って行ってきた。
ところが、この映画だけはいかなる割引も適用されなくて、一律1200円だという。ちょうど『インシディアス』も同じ劇場でやっていてそちらも観たかったのだけど、たった200円違うだけで翻意するのもどうかと思い、レジのおねいさんに対する見栄もあって観ることにした。
うーん、アニメになってもやはりつまらんな。未来の都市や小物のデザインもイマイチで、高層ビル群を縫うように走る空中ハイウェイなんて、レトロフューチャーを狙っているのかと思ったけど、他の意匠にも注目してみると決してそういうわけでもないみたいだし、中途半端。
小説もそうだったけど、作者(この映画の脚本も書いている)の「このセリフ決まってるでしょ!カッコいいでしょ!」っていうドヤ顔が見えてしまいそう。
ま、行きがかり上、続きも観るよ。1200円だから。