SFが読みたい!2013年版

SFが読みたい! 2013年版

SFが読みたい! 2013年版

毎年、今年こそは買うのをやめようと思っているのに、つい買ってしまう。まあ安いし、資料としての価値はあるし。
BEST SF 2012【海外篇】は、ベスト20のうち半分の10冊を読んでいる。これはたくさんSFを読んだというよりは、「新☆ハヤカワ・SF・シリーズ」を全部読んでいるからだろう。『リヴァイアサン』はシリーズものだから続編は入っていないけれど、他は全部ベスト20に入ってるものなあ。
国内篇は相変わらずで、2冊しか読んでない。『屍者の帝国』が1位というのは予想どおりだが、票数がダントツすぎてバランスが悪い。
円城塔×宮内悠介☓長谷敏司の鼎談は、円城塔以外読んだことないからかもしれないけれども、内容が薄いように感じた。
あと、アンケートによる「マイ・ベスト5」は、年々劣化している。坂村健とか小谷真理とか、本当に酷い。『都市と都市』が、男と女の関係を思い出させるというのはやや強引ながらも面白い視点だとは思うが、だから「ミエヴィルは、インテリだなー」ってなんでそうなるの。まあこういう方々の健在ぶりを確認できるという点ではある意味重要かもしれないが。そんな中、難波弘之の国内篇のコメントが最高に面白かった。
そんな感じで、2012年はそこそこ本を読んだらしいし、映画もよく観た。ややホラーやスリラーに偏ったけれども。SF映画では、『ミッション:8ミニッツ』が個人的には一番よかった。
ところが、今年に入ってから活字の本はなんとまだ1冊しか読んでいない。しかもラノベ。『ブラックアウト』の続編も待っているというのに、これはまずいぞ。


んで、河出書房新社からのコメントでは『ブロントメク! 』の件が一切触れられていないんだけど、そりゃないよ。