サイレントヒル: リベレーション3D

時間があったので、レイトショーで観てきた。
原作というか、元になったプレイステーションのゲームは本当に怖くて好きだった。この映画はわりとよくゲームの雰囲気が出ていると思う。全然期待していなかっただけに意外に面白かったし、これは3Dにして正解。
監督はマイケル・J・バセットという人で、初めて聞く名だが、この監督は少し変態っぽい。ホラー映画だしグロいクリーチャーはもちろん出てくるけど、それ以外のところでカメラワークとか構図のとり方が独特だったり、たまに妙に長いカットがあったり。かと思えばカットのつなぎが雑なときがあるのがお茶目だ。これは本来持っている変態ぽさを抑えて撮ったんじゃないかなあ。この監督が本気を出して撮った映画を観てみたい。
ストーリーはところどころ破綻しているけど、尺が短いから展開が早いのと、クリーチャーの造形が良いし前述のように映像的にも面白かったので、あまり気にならなかった。
プレステのゲームが出た当時はわからなかったけど、スティーヴン・キング原作の「ミスト」に雰囲気が似てるなあと思った。帰ってからWikipediaで調べたところ、ゲームの最初の企画がキングの小説をゲーム化する、ということだったらしい。