諸星大二郎『西遊妖猿伝 西域篇』5

4巻が出たのは2012年の8月だから、約2年も間が空いてる。これは折りを見て西域篇を読み直さなきゃだな。
サソリ女は鳴り物入りで登場したわりにははっきりとした決着がつかないままにフェードアウトしちゃったけど、また出番があるのかな。羊力大仙の一味と死闘の末に西域篇・完、なんていう展開になるといいなあ。
この巻は、沙悟浄が地味めながらも頭角を現してきた。さすがに今までの人生で辛酸を舐めてきただけあって、飄々としているように見えるけれども、なかなかのくせ者。敵に回すと恐ろしいけれども味方につけると頼もしい、そんな感じ。