新山詩織 アーティストデビュー2周年記念ライブ「しおりごと 〜acoustic version〜」

開演が18:30と早めだったのでぎりぎりに着いたら、会場はもう人でぎっしり。ステージも低いので、顔しか見えなかった。
新山詩織のライブはこれで3回目だが、いつも客が大人しいなあと思う。地蔵派の自分が言うのもなんだが。
今日はacoustic versionということで、ギターとキーボードのサポートがあるだけ。やっぱりバンド編成よりもこういうほうがいいなあ。途中で十二弦ギターを弾いたりカバー曲を演ったりして、約1時間半。なかなか幸せな時間を過ごせた。
新山詩織はリズム感がいいということに気がついた。ギターの上手さは前のライブでよくわかっていたが、今日のような安定感のあるリズム・ギターを聴かされると本当に感心する。あとやはり声だな。歌声もいいけど、地の声の雰囲気がとてもいい。「五木寛之の夜」のアシスタントにいそう。
その一方で、特に歌にも演奏にも目立つミスがなく、そつなくこなしているように見えてしまう。でもきっとこれが彼女の持ち味なんだろう。たどたどしいMCを聴いていると、決して器用なほうじゃあないんだろうなとも思うし。