ジュピター

いやー、これは……。
評判が芳しくないのは知っていたけど、そういうのを聞くと却って燃えるタイプ。でもとりあえず過度な期待は抱かずに観に行った。で、酷評されるのもまあ仕方がないよなあと。
スケールだけはやたらとでかいがラノベみたいな薄っぺらいストーリーも、途中から妙なスイッチが入っちゃったかのようにスベり続けるギャグも、相変わらずワンパターンのビジュアルも、まあ許容範囲。
何が一番酷かったかというと、そりゃあ主演女優に尽きるだろう。綺麗でもなければ愛嬌があるわけでもなく、役どころのわりには気品というものがまったくない。帰ってから調べてみたら、『ブラック・スワン』の敵役の人だったんだな。まあ、主演を張るほどの器ではないぞと。チョイ役で出てきた元軍人の娘のほうが雰囲気があって、実はこの娘が重要な役なんじゃないかと思ってしまった。
あと、つい先日観たばかりの『博士と彼女のセオリー』でホーキング博士役だった人も重要な役で出ていた。だからどうした、って感じですが。
一ヶ月も経てば、観たことなどきれいさっぱり忘れているでしょう。