園田健一『砲神エグザクソン』

砲神エグザクソン(1) (アフタヌーンKC)

砲神エグザクソン(1) (アフタヌーンKC)

吾妻ひでおが『うつうつひでお日記 (単行本コミックス)』で言及していて、面白そうだったので読んでみた。園田健一といえば「スーチーパイ」のキャラクターデザインをした人、という程度の認識しかなくて、漫画も読んだことはなかった。
あのクセの強い絵柄で長編漫画というのはちょっとクドイんじゃないかなあという先入観があったが、やっぱり絵はかなりマンガチックなものの(そりゃマンガだけど)意外にすんなり読めた。そして、巨乳キャラが多い。ディテールに、巨乳への尋常ではないこだわりを感じさせる。
絵といえば、この作者の絵はのっぺりしていて、描き方というか空間の把握のし方が山岸凉子に似ているような気がする。ただ、巨大感の演出がとても良くて、『ガンダム THE ORIGIN』やコミック版の『エヴァンゲリオン』なんかよりもよほど上手だと思う。
ストーリーもなかなかいいので、続きを読むことにしよう。しかし、この本はつい先日Amazonで買ったのだけど、1998年発行の初版本だった。あまり売れてないのかな。