Deus ex machina

Apple iPod 80GB ホワイト MA448J/A

Apple iPod 80GB ホワイト MA448J/A

ビデオiPodが出て約一年、60GBでは手持ちのCDだけでギリギリ入るかどうかと思われるところに、ビデオまではとても入るまいということで、我慢の日々が続いていたのであった。だが今回、予想どおり容量アップ、価格ダウンというモデルチェンジだったので、即ポチっと。今回初めてパーソナライズしてみたけど、結構見栄えがするのでよかった。
店頭でさんざん弄ったので、画面が大きくなったことや厚みが減ったことについては、特に新しい感想はない。ディスプレイの輝度を変えられるのは前のモデルでもできたのかどうかはわからないが、ビデオを観ているときには便利だ。640x480のビデオも再生できるようだが、iSquintで作ってみたけどそもそもiPodに入れることができなかった。これについては、対応するアプリケーション待ちか。
音質については、iPod photoとの比較だが、結構よくなっている。付属のイヤホンもよりすっきりしたデザインに変更されていて、ドライバが一回り小さくなった。この新しいイヤホンも、音質がかなり改善されている。径が前のよりも小さいのに低音がしっかり出るし、周波数特性もフラットに近いように思う。ただ、おれの耳には小さすぎて、パッドをつけていても油断すると耳から落ちてしまう。パッドといえば、iTunesのインストールCDと共に、パッケージには同梱されなくなった。
ギャップレス再生ができるようになったとあるけど、ほんの一瞬だけど間が空くので、完全にギャップレスとはいいがたい。技術的に難しいのはわかるけれど、これはもう少し努力してもらいたいところ。
高速でスクロールすると、今いる位置のアーチスト名などの先頭のアルファベットが表示されるようになった。でも、たいていの場合はアーチストから選ぶし、だいたいの順番は頭にインプットされているので、あまり意味がないかも。アルファベットと数字を入力して検索する機能が追加されているが、これは使える。検索結果のリストはまず前方一致があり、続いて部分一致の結果があるというのは、気が利いている。さすがに日本語までは対応していないけど、どうせ日本語の曲なんてあまり持ってないし。ただ、MacOSX TigerのSpotlightみたいにインデックスを作っているわけではないらしく、検索の時間はそれなりにかかる。
新しいファームではゲームもできるので、試しに「Zuma」というのを買って入れてみた。大砲のようなものを回転させて色のついた玉を打ち出すという操作の仕方が、クリックホイールと相性が良さそうだったのだけど、細かいコントロールをするのは結構難しい。慣れればなんとかなるというレベルだが。ゲームについては、iTSに登場する前は全然必要とは思わなかったが、将来的な発展性が結構ありそう。携帯電話よりもディスプレイは大きいわけだし。
音楽、ビデオに加えてゲームもできるとなれば、出張のお供として欠かせなくなりそう。