Stars, BROKEN SOCIAL SCENE@渋谷クアトロ

Starsは、個人的にここ数年ではかなりいい線行っているバンドなので、たろちゃんと一緒に観に行ってみた。
クアトロは久しぶり。StarsのTシャツを買ってから会場に入ると、かなり混んでいて驚く。こんなに人気あったっけ?
まずはStarsから。半ば予想していたことではあったが、演奏はやっぱり下手。鍵盤ハーモニカやフルートなども使ってみたりもするが、今ひとつ噛み合っていない。さらに、謎の覆面ギタリストが登場してハラキリの真似をしてみちゃったりして、とにかく色々ぶちこんでみました、という感じ。
ボーカルのおねえちゃんはローラ・パーマーを横に2倍にしたみたいだし、にいちゃんのほうはディスカバリー・チャンネルの旅番組に出てくるイギリス人(名前失念)にそっくり。ライブのDVDを観ていたので、ビジュアル的には弱いというのはわかっていたけど、あまりに華がなさすぎる。
ここまで、文句しか書いていないような気もするが、内容は決して悪くはなかった。これはこれで、けれん味があって楽しめたし。去年出たアルバムはイマイチだったので、もっと昔の曲を聴きたかったが。
で、続いて同じレーベルのBROKEN SOCIAL SCENEが登場。全然聴いたことがなかったので、一応予習としてアルバムを一枚だけ聴いておいた。あまり印象に残らないけど、まあまあ良い感じだった。同じレーベルだし、Starsと同じような雰囲気かな、とも思った。
が、一曲目でいきなりノックアウト。まず曲が良いし、うねるようなグルーブ感と疾走感がすごくて、演奏はStarsよりも圧倒的に上手い。それに、CDで聴いた音よりも断然良い。メンバー全員がテクニシャンで、特にリズム隊は超ウマ。実はすごいライブバンドだったんだ。
途中で、謎の日本人ホーン隊や30年くらい前によくいたようなギター青年が登場したが、ちゃんと機能しているし、ものすごく楽しそうに演奏しているので、こちらもハッピーな気分になる。
客も大盛り上がりで、久しぶりにダイブを見る。Starsのメンバーが再登場して一緒に演り始め、今度はStarsのボーカルのおねえちゃんが客席にダイブ。
アンコールはなかったけど、両バンド合わせて3時間、もうお腹いっぱいだし、構成がしっかりしていたので大満足。いやあ、いいものを観せてもらいました。
帰りがけに、BROKEN SOCIAL SCENEのTシャツも買ってきた。今度来日したら、また行こう。