SUMMER SONIC 08 TOKYO 2日目

意外に疲れていないなあと感じて余裕ぶっこいたせいか、痛恨の電車乗り過ごし。しかも2駅。
田舎なので、次の電車が来るまで20分くらい待たされてしまい、予定より30分ほど遅れて到着。しかし、マリンスタジアムまで行かなくても幕張メッセでリストバンドの交換がしてもらえるとの連絡が入ったので、直接メッセに行った。火星の衛星の人に感謝。

  • MEG

遅れて行ったので最初の10分ほどは観ることができなかったが、意外にいい感じ。トークもちゃんとしてるし、観客もほぼ満員に近かった。アイドルは生声じゃなきゃ駄目だという人は、こっちを聴けばいい。
ただ、Perfumeに比べると音の数が少ないように思った。

  • VAMPIRE WEEKEND

マリンスタジアムに移動して、途中から観た。曲が良いのと、サイケなレゲエという感じで、夏フェスにはぴったり。
舞台慣れしていたけど、意外にもアルバムはまだ1枚しか出していないそうだ。

一度は観ておきたかったPOLYSICS。念願がかなった。
演奏スキルの高さと旺盛なサービス精神が素晴らしい。こんなに売れて人気があるのに、ストイックな印象を与えるのも良かった。なんて楽しいライブ。

  • DOES IT OFFEND YOU, YEAH?

特に良くもなく、悪くもなく。
前方にノリノリで踊っている女性客がいて、脳内振り付けをしながら踊っているようだった。縦ノリばかりの観客の中、ちゃんと上半身を使った横ノリで踊っている彼女を見ているほうが楽しかった。

JUSTICEに行く途中、時間があったので、ほんの数曲だけチラ見。
若手だというイメージがあるが、ReadingかCardiffで観た憶えがあるので、彼らのキャリアももう相当長いはず。

  • JUSTICE

何らかのビジュアルな演出があるかと思っていたが、舞台中央に光る十字架と、昔のSF映画に出てくるコンピュータのようなイルミネーションがあるだけだった。
まあ、アルバムの世界観そのものだろうとは思っていたが、音圧の高いゴリゴリベースで押すだけなので単調すぎる。メンバー2人のルックスも、どこのプログレですかという感じで非常に残念。曲はゴスなのに、上下デニムってどういうこと?せめてコスチュームはもう少し考えようよ。

これもとても楽しみだった。体形はすっかりメタボだけど、演奏はしっかりしているし、やはり楽しい。
POLYSICSのハヤシが「お父さんのようなバンド」と言っていたが、バンドのコンセプト以外にも、サービス精神のありようなどもDEVOがルーツなのかもしれない。
もっと聴いていたかったが、ジザメリに行くためにWhip Itを最後に泣く泣く退出。

元々今回のサマソニに行くことにしたのは、ジザメリが出るからなのだった。
会場に入るとすでに半分ほど埋まっていたが、なんとか隙間をぬって前から10列目あたりを確保。
十何年ぶりにみるReid兄弟は、部分的にニコラス・ケイジだったりロバート・スミスだったりするが、それでもカッコいい。
演奏が始まるなり、何かがはずれて踊りまくり。気がつけばほぼ最前列にいた。
ブランクを感じさせないどころか、演奏は昔より良くなっているんじゃないだろうか。おれ的に全盛期の、AutomaticやHoney's Deadの曲を多くやってくれたのがよかった。さすがに年齢を重ねて人間的にやや丸くなったことによるものか、むしろ安定感を増したよう。
しかし冷静に考えてみると、キャッチーで甘いメロディと、ノイジーなギター、それに呟くようなやる気のないボーカルという、わりとわかりやすいコンセプトのバンドなんだよな。それが継続できたというのがまず意外。あと、ソングライティングの才能はやはり素晴らしい。
周りもかなり盛り上がってモッシュしてたが、昨日のPerfumeを経験した後ではどうということはない。しかし、ジザメリより危険なPerfumePerfumeより安全なジザメリが存在しうるという事に、驚きを禁じえない。


今日の歩数は昨日を大幅に超えて、25415歩。そのうち2000歩くらいがPOLYSICSで、4000歩くらいがジザメリか。
ふくらはぎからアキレス腱にかけて、いや〜な感じの鈍痛があるが、明日は歩けるだろうか。