ラタトゥイユ

普段あまり意識せずに行っている手順を文章化するのが結構面白かったので、味をしめた(料理だけに)。

夏野菜を思うさま食べたいときにはこれ。本物というか店で食べたことがないので、これが正しいものかどうかは知らないが、うまし。

  1. 材料
  2. 夏野菜なら、なんでも。今回は、ニンニク×2かけ、タマネギ大×1、ナス小×2、ズッキーニ×1、ピーマン×2、赤ピーマン×2、エリンギ×2、ミニセロリ×3、トマト缶(カット)×1。その他、オリーブオイル、塩、こしょう。
  3. 下ごしらえ
  4. にんにくはみじん切りに。その他の野菜は、すべて1〜2cm程度の角切りにする。火が通りやすいものから切ってボウルにでも入れておく。セロリの葉と細い茎は、みじん切りにして別けておく。ナスとズッキーニは、しばらく水につけてアクを抜いた後、ざるにあけて水気を切る。 材料一式。
  5. 炒める
  6. フライパンにオリーブオイルを多めに入れ(鍋底全体に行き渡るくらい)、ニンニクを炒める。このとき、鷹の爪を入れると、ピリ辛風味になる。 香りが立ってきたら、中火でナスとズッキーニを炒める。油がなじんだら、タマネギを炒め、以下火の通りにくいものから(ボウルの上から順に野菜をとりだして)炒める。 おれの流儀として、複数の野菜を炒める場合には、野菜を投入するたびに塩こしょうをするようにしている。こうすれば、最後に塩加減を間違えることもないし、野菜の香りが足し算されていく過程も楽しめる。 セロリの葉は、まだ入れない。

    この竹べらはTESCOで買ったものなので、10年以上使っていることになる。あらゆる食材の旨味を吸い込んでいるから、食べたらきっと美味いことだろう。
  7. トマトを入れて煮る
  8. 野菜全体に油がなじんだら、トマト缶を入れる。この分量なら、思い切って一缶入れても大丈夫。

    中火のまま煮る。焦げないよう、たまにかきまぜる。 水分がほぼなくなればOK。最後にセロリの葉を入れ、塩こしょうで味を整えて火を止める。

水気は完全になくならなくてもよい。火を止めて放置すれば、自然に水気はなくなるし、少し冷めたほうが美味しい。
野菜を切って、炒めて、煮るだけなので、とても簡単。やったことはないけど、ショート・パスタと和えてもいいかもしれない。

今日は「鶏胸肉の蒸し焼き」も作って、ラタトゥイユを付け合わせにしてみる。

  1. 材料
  2. 鶏胸肉、塩、こしょう、スパイス、バターを適当に。
  3. 下ごしらえ
  4. 鶏胸肉の余分な脂や筋を取り除き、シロの仇であるかのようにフォークでめった刺しにする。皮は取っても取らなくても、お好みで。
  5. 秘伝のカーネルサンダースパイス
  6. 塩、こしょう、スパイス類(クローブナツメグオールスパイス、クミンなど、肉料理に定番のものを適当に混ぜる。クミンはごく少量にすること。入れすぎると、カレー風味になってしまう)。さらに、バジル、オレガノなどの香草(乾燥のものでよい)を混ぜる。自分好みの香りになるように調節しながら。 参考にはならないかもしれないけど、こんな感じ。

    これに小麦粉を適量入れ、きれいなビニール袋に肉と一緒に入れて、振り混ぜる。
  7. 焼く
  8. フライパンにバターを入れて溶かし、中火で肉の表面に焼き色がつくまで両面を焼く。

    弱火にし、フライパンに蓋をして蒸し焼きにする。たまに肉を返して、全体が均等に焼けるように。 胸肉はパサつきやすいので、焼き過ぎないように注意する。串を刺して肉汁が出なくなればOK。
ラタトゥイユと一緒に皿に盛る。なお、肉を焼いたフライパンに残った油は、ラタトゥイユのほうにかけるとよりうまし。

付け合わせっていうレベルじゃないくらいにてんこ盛りだけど、高タンパク、炭水化物レスのワン・プレート料理の出来上がり。
肉を食べてみるとわかるが、スパイスを12種類も入れなくても、例の味と香りに近いものになっている。