第9地区

友人宅で英語版を観せてもらったのだが、料理作ったり食べたりしながらだったので、改めてちゃんと観てみた。
舞台が南アフリカだったりエイリアンの好物が猫缶だったり、序盤は政治的アイロニーやギャグがてんこ盛りで、一気に引き込まれる。ところどころに挿入されるドキュメンタリー調の映像も効果的。中盤からは途切れることのない怒濤のアクションで、まったく飽きさせない。
SFエンターテインメント映画としては、ここ数年で観た中ではダントツかも。主人公がお調子者なところや、トラブルへの巻き込まれ方など、なんとなくディックっぽいかなあとも思った。
終わり方は個人的にはこれで全然オッケーだけど、やっぱ続編なんか作っちゃうのだろうか。