とり・みき&唐沢なをき『とりから往復書簡』3

とりから往復書簡 3 (リュウコミックススペシャル)

とりから往復書簡 3 (リュウコミックススペシャル)

とり・みき『SF大将』は、収録作はどれもたいへん面白いんだけど、その中でもかなり好きなのが『ブラッド・ミュージック』の回。ごはんつぶをこねていくと、最初はねばねばだがやがてほどよい弾力になるが、最後には黒く固くなって死んでしまう、というごはんつぶフェチが主人公。本家では白血球を改変して作られたバイオ・コンピュータだが、これをごはんつぶに置き換えるというセンスがもうすばらしい。で、なんとそのごはんつぶフェチとは、とり・みき本人がモデルだったとは!というのが、3巻での一番の驚きであった。だって、例の謎の人物の正体は結局明らかになってないんだもん。
あと、最終回はほぼリアルタイムにTwitterのTLを追っていたのだけど、あの険悪な雰囲気はヤラセじゃなかったんだ。