Apple TV

Apple Apple TV MC572J/A

Apple Apple TV MC572J/A

iTunesのライブラリにある音楽や動画をリビングで視聴したかったので、iMacDLNAサーバを動かしてPS3をクライアントにする、というのを何度か試したのだが、どうしてもコーデックでつまづいてしまっていた。ビットレートの低いMP3やMP4なら問題はないのだけど、ここ数年音楽CDはApple Losslessで取り込むようにしていて、PS3はこれに対応していないのでDLNAサーバ側で処理するかない。しかしこれができる無料のソフトがなかなかなくて、PS3 Media Serverでは一応できるということを謳ってはいるが、同じ曲が再生できたりできなかったりする。しかも再生できたとしても、せっかくのLosslessが不可逆圧縮されてしまうわけだ。ということで、半ば諦めかけていた。
9月にこのApple TVが発表されたときには、きっと日本では当分発売されないと思っていた。円高だし個人輸入しようかとまで考えていたが、思いとどまってよかった。もしヒマだったら、輸入していたかもしれない。
汎用性を考えるとDLNAがベストなのだが、この価格だし使い勝手も想像がつくし、これは買っちゃうよな。まあ、見事にAppleの術中にはまっているわけだけど。
ということで、オンラインで即購入。「24時間以内に発送」となっていたわりには発送メールがいっこうに届かないので、いつものアップルストアのことかと思っていたら、今朝いきなり発送メールが届いて、配送状態を調べてみたらもうすぐそこまで来ている。なのですぐクロネコヤマトにユーザ登録して、不在票すら見ていないのに、夜の遅い時間に再配送を依頼。指定したとおりに無事に届いた。えらいぞ、ヤマト運輸
さっそく開けて、PS3からHDMIケーブルをはずしてRX-V767に接続。Wi-Fiをステルスモードにしているせいか、2度ほどエラーになったが、結局無事に設定できた。iTunesは常にiMacで稼働しているので、アカウントを登録したらすぐに共有できた。
iTunesを操作してみたが、なにせアーティストやアルバムが多いので、付属のリモコンでえんえんとスクロールするのは面倒。多少値段が高くなってもいいから、クリックホイールのようなインターフェイスにすればいいのに。ということでiPhoneのアプリを試してみたが、まだ改良の余地はあるものの、検索などは便利。
もちろんLosslessの曲も再生できた。あと、DLNAと違ってさすがプロプライエタリというか、操作がとてもスピーディー。アートワークの更新も一瞬なので、リモコン操作によるスクロールでも全くストレスを感じない。動画リストをスクロールしても、サムネイルがロスタイムなしに追従してくれる。
iTunes Storeでレンタルまたは購入できる映画のプレビューも見てみたが、1080pではなくて720pまでというのが気になってはいたものの、この画質ならじゅうぶん。RX-V767のアップコンバータの効果も多少あるかもしれないけれど。
まあ、動画コンテンツを買ったりレンタルしたりというのは滅多にやらないと思う。iTunesのライブラリに入っている音楽や動画をリビングで試聴する、という当初の目的が果たせただけで今のところは満足だ。筐体が小さいのに電源回路を内蔵しているというのも、地味にポイントが高い。
ところで、Youtubeの動画が観られるというのは知っていたが、Flickrにもアクセスできるようだ。アカウントを持ってないので試してはいないけど。今後ファームのアップデートによって、このように連動できるWebサービスが増えれば面白いなあ。