今日買ったCD

マリアンヌの恍惚

マリアンヌの恍惚

twitterや雑誌などで支配人の発言を見ていて思ったのだけど、音楽でも文章でも、彼女は意外にかっちりと細部まで計算して構築するタイプの人なのではないか。ある意味、演劇的というか。そんな特徴が色濃く出ているアルバムだと感じた。かといって、決してこじんまりとまとまりすぎているわけではないし、ファーストに比べてガレージ色は少なくなったが、ライブでは盛り上がりそうな曲が多い。
実は、キノコホテルはカバーやアレンジ能力に関しては素晴らしいものを持っているけど、オリジナル曲となると実際のところどうなんだろう、という疑問を持っていた。バンドのコンセプトがあまりにも明確すぎるし。でも、そんな考えは杞憂だった。今までにない雰囲気の曲もある。「風景」なんてプログレだし、ジャズっぽい曲もある。
ライブでしか聴いたことがなかった「キノコノトリコ」がちゃんと聴けたのも嬉しい。タワレコ特典で「砂漠」という未発表曲が入ったCDをもらったのだけど、この曲がとてもいい。なぜアルバムに入れなかったんだろう。
ミュージック・サウンズ・ベター・ウィズ・ユー

ミュージック・サウンズ・ベター・ウィズ・ユー

この垢抜けなさと田舎臭さは、猥雑で都会的なキノコホテルの対極に位置するなあ。
Labradorレーベルや北欧をテーマにしたコンピには必ずといっていいほど入っていて気に入っているけど、アルバムは持っていなかったので、買ってみた。
これは6年ぶりに出たアルバムらしい。前作はCD+DVDということで、ネットで注文済みだけどまだ届かない。