アフター・アース

ウィル・スミスが出ている映画もまた駄作という図式がオレの中で出来上がっちゃっているのだが、あらすじに惹かれるものがあったので観てきた。
最初の10分で話の展開が読めてしまったが、本当にそのとおりのストーリーだったので逆に驚いた。
開始早々「小惑星嵐」とか「重力膨張」とかなんじゃそりゃ、というツッコミどころが多々あったが、ほぼ全編に渡ってその手の細かいツッコミどころだらけ。だけどそういう意味では先週観た「オブリビオン」みたいに物語を完全に破綻させるようなパンチには欠けていて、小粒な感が否めない。
ストーリーの基本的な構成は、フラグを立ててはそれをクリアするという簡単なお仕事の連続なので、他人がプレイしているゲームを横で眺めているような感じ。途中から雰囲気が「ロード・オブ・ザ・リング」になるというのはちょっとだけ面白かったけど。
まあとにかく酷いうえに心に残るものが何もない映画なので、どうしても観たければテレビでやるのを待つのがよろしい。