Canon PIXUS MG6330

Canon インクジェット複合機 PIXUS MG6330 パープル

Canon インクジェット複合機 PIXUS MG6330 パープル

とある通販サイトで「箱汚れ/新品/未開封」のものが14,000円弱で売られていて、相場よりも1,000円ほど安かった。「箱汚れ」というがさて実際のところどのくらい汚れているのかというのも気になって、買ってみた。黒ではありきたりなので、写真を見たところそれほど派手ではなかったので紫をチョイス。
今までHPのPhotosmart 2610を使っていたが、インクのエラーが出るようになってしまっていた。黒色も含むフォトカラーのカートリッジが空になったらしく、互換性インクを注入して復活を試みたが駄目。原因がカートリッジにあるのか本体にあるのかは純正カートリッジを買わなければわからないし、もう8年くらい使ってるし、それならいっそ新品を買おうと。
HPのは当時としては珍しくLANで接続できるというのが魅力で、たしか30,000円以上したはず。ところが今やその半分以下の値段で、無線LAN対応のものが手に入るとは。写真を撮ったり年賀状を印刷したりというようなことはしないたちなので、近年のプリンタのトレンドなどさっぱり知らなんだ。

で、「箱汚れ」はどうだったかというと、いったいどこが汚れているのかと首をひねってしまった。確かに底のほうには少し擦れた跡があるものの、普通に家電量販店で買ってもこのくらいの汚れはあるだろう。開封された痕跡もないし、付属品も全て揃っていた。
それにしてもこの本体はまるでMGクラスのガンプラのよう。フロントパネルや給紙トレイは樹脂製の薄くて小さい部品がパズルのように組み合わされていて、この仕組みはなかなか面白い。そのかわり機械式スイッチの類いはひとつもなくて、操作は全てタッチパネルで行う。このほうがコストは抑えられるのかもしれない。
さっそく電源を入れてみると、説明書を読むまでもなく、セットアップの手順が液晶ディスプレイに表示された。この手順どおりにカートリッジを取り付け、テスト印刷したらあっさりできた。
ところが、無線LANの設定をしようとしたところ、接続できない。もしやと思い無線LANのアクセスポイントであるTime Capsuleの設定を5GHz帯から2.4GHz帯に変更したところ、無事につながった。Mac miniにしてからBluetoothバイスが不調だったので、設定を変えて5GHz帯にしていたのだった。なので無線LANは泣く泣く諦めて、USBでTime Capsuleにつないで共有することにした。
特に写真を印刷したり大量のハガキや書類を印刷するという使い方をするわけではないので、印刷の品質や速度については満足。やってみたかったディスクラベル印刷もなかなか綺麗にできたし、スキャナとしての機能も問題ない。インクも互換インクが出ているようだから大丈夫だろう。もうやり方はわかったし。
使用しないときは給紙トレイも前面パネルを兼ねた排紙トレイも閉じた状態にしておけるので、ホコリが入る心配はしなくてもよさそう。そのかわり、排紙トレイを閉じたまま印刷すると「バコン!」という大きな音とともにいきなり前面パネルが開くので、びっくりする。
まだ使い始めて数日しか経っていないけど、これならまた8年くらいはもちそう。