直送ももクロvol.10 平面革命 ももクロ夏のバカ騒ぎ WORLD SUMMER DIVE 2013

2週連続でスターダスト所属グループのライブビューイングへ。すっかり囲い込まれてる。
もちろん当初はノリノリで日産スタジアムに行くつもりで、6万人もキャパがあればさすがにFC先行で当たるだろうと思っていたら、まさかの大ハズレ。その次の一般先行でもはずれて、こりゃ一般発売も到底無理だなと思い、ライブビューイングのFC先行(!)に申し込み。それも1人1枚の縛りだった。さすがにこれは当選したが、北海道のライブビューイング会場はかなり早い段階で満席になっていたらしい。
売店でパンフレットとペンライトを買って最近お気に入りの喫茶店で一休みした後、映画館へ。この映画館では2つのスクリーンでLVが行われていて、入ったのはつい最近音響システムをリニューアルしたばかりのほうのスクリーンだった。これはラッキー。
16時丁度にLV開始。スタジアムの様子が映ると、なんと芝生がすべて露出している。当然競技場内はすべて客席だと思っていたので、これには驚いた。もしかしてAR技術で芝生の映像をオーバーレイしているんじゃないかとも思ってしまったが、今回のライブのトーレードマークが芝生の上にARで現われて、ああこれは本当にそうなっているんだなと。
オープニングはブラスバンドの演奏で「ツァラトゥストラかく語りき」。『星を継ぐもの』の次は『2001年宇宙の旅』か?などと思いつつ、まったりと観賞。『極楽門からこんにちは』なみに引っ張りに引っ張る。
メインステージの背後には巨大な白い幕が張られていたが、この幕が降りて現われたのは、メンバー5人の顔をおそらくは3Dプリンターの出力を元にして作成されたと思われる巨大なオブジェで、中央の巨大夏菜子の口が開いてメンバーが出てきた。川上マネージャーが聖火を持ってトラックに現われ、夏菜子が聖火台に点火して「君が代」の演奏が始まる。ギターはなんと布袋寅泰
BOØWYの全盛期には洋楽しか聴いていなかったし、はっきり言って当時この手の洋楽猿まね邦楽(「J-POP」という呼び方はなかった)は大嫌いだった。今でも好きじゃないというかやっぱ嫌いなんだけど、今日の布袋はカッコ良かった。
途中で猫ひろしが出てきて日産スタジアムの外を回ってフルマラソンするというし、ハリセンボンの細いほうの人がいつの間にか紛れ込んでて「ワニとシャンプー」を一緒に歌ったり、当然のように南国ピーナッツさんも登場してももクリの発表をしたり、これはまさしくバカ騒ぎ。
芝生ではサッカーの元日本代表選手が5人も出てきて、相撲でいう初切のようなサッカーを始め(解説は松木安太郎)、やがてももクロちゃんたちも混じっていたし、トラックでは武井壮(知らない人だけど)と夏菜子が短距離走で勝負。フリーキックの壁を作るアイドル、ライブ中に100メートルを全力疾走するアイドルなんて、見たことないよ。あーりんなんて転んだのか、肘に泥をつけて歌っていたし。
春の一大事ではゲストが多すぎて収集がつかなかった感があるけれど、このように会場をある意味ムダに使ってバカ騒ぎするというのは痛快だ。
ライブのほうは、詩織の声が完全に復調していたこともあって、歌もダンスも文句なし。「5TH DIMENSION」からの曲が増えたことで、アーティスティックな方向に広がりを見せていたのが個人的には嬉しい。締めの曲は大好きな「黒い終末」で、こういうカップリング曲がライブで盛り上がるというのはとても良いことだ。演出面では、5月のAEイベントの成果もフィードバックされていたように思う。
というように、生演奏あり、茶番あり、スポーツありと、何でもありのバカ騒ぎは本当に楽しかった。生演奏に関しては、LV会場の音響が良かったというのもある。
次は今年こそ、ももクリに行きたい。会場は西武ドームということで、真冬の野外ライブというのをアピールしていたが、札幌市民からは失笑が漏れるレベル。今度こそチケットが当たりますように。