ASUS MX239H

ASUS MXシリーズ MX239H ( 23型IPSパネル搭載液晶ディスプレイ ) MX239H

ASUS MXシリーズ MX239H ( 23型IPSパネル搭載液晶ディスプレイ ) MX239H

27インチのディスプレイ2台をデュアルにして横に並べていると却って作業の効率が下がるので、結局Thunderbolt Displayだけを使うようになっていた。
そんな折りに遅ればせながらこのディスプレイの存在を知った。安いしCD買取で得たAmazon貯金も充当できる。24インチのサイズ感はメジャーで計ってイメージできたので、まあこれならいいかなと買うことにした。
そういえば愛機であるYAMAHAのAVアンプRX-V767はHDMI2系統に同時に出力でき、なおかつスタンバイ時でもパススルーできるのであった。だから、BDレコーダ→RX-V767→MX239Hとつなげば、テレビとアンプの電源を入れなくても、仕事をしながら録画した番組を観られるじゃないか。ちょうどダメ元で2千円で買った10メートルのHDMIケーブル(ちゃんと使えた)もあるので、居間から仕事部屋までケーブルを引けるし。
モノが到着してさっそく上記の接続に加えて、Mac miniHDMI出力も繋げて、サブのテレビ兼Mac miniのデュアルモニタ、という構成にしてみた。
確かにこの値段にしては、画質の良さは破格といえる。視野角も広いので、ターンテーブルの上に乗せて邪魔にならない角度に調節してもちゃんと見えるし。Mac miniBlu-rayを再生すると、近距離で観てもかなり綺麗。その一方で録画した地デジの番組は、解像度が合ってないのとモスキートノイズが目立つのとで、ちょっとキモチわるい。やっぱり地デジはある程度離れて観るのが正解かな。
電源は直接100Vにつなげるわけではなく、アダプタをかまさないといけないのはやや不便だけれども、おかげでディスプレイ本体の厚みが抑えられているし、電源ケーブルのテンションが軽減されるので、ターンテーブルの角度を決めやすい。背面に電源アダプタのジャック、HDMI×2、VGAが並んでいるというのもアクセスしやすくていい。背面が見えるように配置すると、配線が丸見えになるので気になるひともいるかもしれないけれども。
最大の欠点は、これは価格比較サイトなどでさんざん指摘されていることだけれども、タッチスイッチが敏感すぎることだろう。角度を変えようとして本体右下に触れただけで電源スイッチが反応してしまい、オフになったりしてしまう。スイッチ間の距離も近すぎるので、誤操作も起きやすい。
もう一点、これはまあ予想していたことだけど、音質の悪さは救いようがない。高域はスカスカだし、中域は伸びがなく、低音はこもる。Mac miniデュアルディスプレイとして使っているときにはSONYのSRS-D5から音が出せるのでいいのだけど、AVアンプからの出力を視聴しているときには今のところこの音で諦めるしかない。5.1chフルじゃなくても、サウンドバーがあるといいかな。そうすればMac miniからの音声もそれで再生できるし、SONYから出たばかりの磁性流体のスピーカーは、リモコンがどうしようもなくダサいけれどちょっと興味がある……と、当初の構想からはどんどん離れていってしまうので、ここは自重しないと。