TOKYO IDOL SHOWCASE Vol.2

本当は別のライブに行く気マンマンで航空券を予約したはいいが、肝心のライブのチケットが取れなんだ。友人と2人がかりで最後まで粘ったが、全然だめ。でもせっかく航空券も安く買えるので、単純に東京に2泊3日で遊びに行ってきた。
ということで、初日はこのイベントへ。
これだけの数のアイドルユニットをいっぺんに観られる機会もそうないし、palet、Cheeky Parade、LinQなどが特に興味があった。やはりこれらのグループは期待どおりのライブをやってくれてなかなかよかった。あと、さんみゅ〜は名前だけ知っていたけど、曲がもろにストライク。松田聖子のヒット曲をいいとこ取りしてリミックスしたような曲があって、大変面白かった。
このイベントは16時過ぎに始まって22時近くまで続いたのだけど、18時台までがサポート、つまり前座的扱いだったようだ。どうりでタイムスケジュールの色がこの時間帯とそれ以降とで違うと思った。各ユニットの持ち時間も短くて、10〜15分くらい。しかも終わったら間髪いれずに次のユニットが始まるという慌ただしさ。
ところが、これらのユニットの中でも面白いグループがいくつかあって、特に小池美由と怪傑トロピカル丸がよかった。小池美由は自虐的なMCも面白くて、なるほどピンでやれる人はこういう才能もあるのだなあと感心した。
あと、妙に心に引っかかったのはfine colorというグループ。曲はまあそこそ良いという程度だったけれど、黄色の子だけが他の子達との温度差が(低いほうに)すごくて、まるで「素」の状態。たまたまそのへんの普通の女の子が紛れ込んでしまったかのよう。容貌やスタイルは決して悪くはない、というか、他の子と単純に比較するとむしろ可愛いほうなのだけど、振り付けも他の子と同じなのに、振り幅が狭かったり明らかに力が入っていなかったり。とはいってもやる気が感じられないとかということではなくて、とにかく「普通」なのだった。
そのことに気がついてからというもの、もう気になって気になって仕方がなかった。そして曲の合間にはお約束の自己紹介があったのだが、その子のときだけマイクの音が入っていなかったのか、次の子が先走ったのかで、名前すら聴こえなくてわからず。これにはもう友人と2人で笑ってしまった。アイドルとしては致命的なほどにアイドル性に欠ける子ではあるのだけど、何故か気になる存在だ。こういう子が覚醒するととんでもなく化けたりするのかも?
まあとにかく、いろいろな意味で楽しいイベントだった。