LESSON!!!@Star lounge


もうとにかく、クルミクロニクルが観たくて。
存在を知ったのはある雑誌の小さな記事だったのだけど、YouTubeで動画を観たら曲はいいし笑顔は可愛いしで、即気に入ってしまった。雰囲気はPerfumeの近未来三部作のカップリング曲(というのがミソ)に近いかな。タワレコ限定でCD-Rを発売するという発表があったけれども札幌の店舗はその対象に入っていなくて地団駄を踏んだのだけど、サイトで限定枚数を通販するとのことでさっそく申し込んだ。しかしなかなか届かず、結局CD-Rを入手する前にライブを観ることに。
クルミクロニクルの出番はわりと遅めの時間で、そのころにはキャパ200人くらい?の会場はもう満員になっていた。もうとにかくキラッキラしていて、今このときにしか歌えないであろう曲をまさに今歌っているという奇跡的な瞬間に立ち会えた。本人も、活動を開始してまだ5ヶ月しか経っていないのにこうして小さいハコながら満員にできるほどの人気と知名度を得て、来月にはアルバムまで出るということに戸惑っているようだった。さすがにまだ感情の制御ができていないようだったけれども、それもまた初々しくてよかった。
他の出演者はほとんど知らない人たちばかりだったのだけど、何故か名前だけ聞き覚えがあった「水曜日のカンパネラ」、これがまた素晴らしかった。これはユニット名で、実際にステージでパフォーマンスをしたのは「コムアイ」という女性。もうサブカルど真ん中(ちょっと変な表現だが)で、ハウスになったテニスコーツ+やくしまるえつこという感じ。1曲目は狙いすぎの感があったけれども、その後のMCでこの人は本物だと確信した。ライブで鹿の解体をやるとか、正気とは思えないことをごく普通に言ってのける。そして奇をてらっているという印象が全くしないというのは、これはもう人徳だろう。歌詞も歴史、文学、科学、落語などからの引用が多く、地口や筒井康隆的な言葉遊びなど、只者ではない感がビンビン伝わってきた。
パフォーマンスが終わってすぐ、コムアイさんが物販のところにいると友人が教えてくれたのですぐそちらに直行し、オレとしては珍しく興奮気味に話しかけたらとても愛想よく応対してくれて、好感度がさらにアップ。CDと缶バッヂを買ったらすべてにサインしてくれた。
今週は新アルバムも出るし、「水曜日のカンパネラ」は間違いなく「来る」。