ももクロ春の一大事 2014 国立競技場大会 〜NEVER ENDING ADVENTURE 夢の向こうへ〜

ほんとは昨日も行ける予定だったのだけど、友人がまさかの入金忘れで2日目の今日だけ参加。2日とも行けるつもりでいたところが急遽1日だけになったので、それはもう堪能しつくす所存で行けて、却ってよかったかも。同行した別の友人も楽しんでいたようだし。
国立競技場に特に思い入れがあるわけではないけれども、去年のももクリでその発表の現場に居合わせた縁もあって、それなりに気合いを入れて臨んだ。そのももクリでは個人認証に手間取って結局開演が40分も押してしまったわけだけど、今回はスムーズにできるように改善されており、個人認証〜テシロパーク(飲食や開演までのアミューズメント)〜物販〜入場の導線がとてもわかりやすく明示されていた。こういう、前回の反省点をすぐに改善するという対応力の高さにはいつも感心するし勉強にもなる。
座席は、まあこれだけ広い会場ならどこであっても肉眼で追い続けることは不可能だろうからどこでもいいやという気分だったが、聖火台すぐ横のスタンドほぼ最上段。反対側のステージの一部が聖火台のセットに隠れて死角になってしまっていたが、特に気を落とすようなことはなかった。それどころか、最後に思わぬ幸運が待っていたのであった。
セットリストは「ももいろパンチ」から始まり、シングルのリリース順。これは半ば予想していたのだけど、初期の曲はライブで観たことがなかったので逆に新鮮だった。「Z伝説」は立木文彦による生ナレーションつきで、これが熱かった。「無限の愛」のコーラスが「Neo STARGATE」の「カルミナ・ブラーナ」のときにも出てきてくれて、こういうのはいいなあ。でも、音響がかなり悪かったので、そこはちょっと残念。音響に関しては国立競技場ってこういうものなのかな?
座席の位置といい音響といい、「コンサート」としてみるとちょっと残念なのだろうけれども、「ライブ」としてみると個人的にかなり盛り上がれた。というか、どうせよく見えないし音は悪いし、おまけに後半は風が強くてかなり寒かったので、身体を動かして声をだしてもう盛り上がるしかない。周りの人たちもそんな感じでいい雰囲気だった。
1日目の様子や細かいところはBDが出たらじっくり観よう。
そしてアンコールが終り、メンバーが一人ずつ聖火台のほうにやってきた。これはもしやと思ったら、すぐ横を杏果とあーりんが通ってくれて、その距離約3メートル。近っ。終演のときのお約束、肉声での「ありがとうございました!」も姿は見えねどはっきり聴こえたし。
MCは少なめ。これは歌を楽しんでもらおうという意図で、あえてそうしたのかも。それでも最後の夏菜子の言葉にはじーんときた。「サプライズがあると思っていたらなかった。きっと大人たちはもう壁を作ってくれないのだろうから、これからは自分たちで目標を定めていきたい」と。19歳でこんな考えができるのだからたいしたものだ。
それでも最初のMCで、本来なら「Say!わっしょい!」と言うべきなのに「わっしょい!Say!」と煽ってしまったために我々観客も「わっしょいSay!」と返えさざるを得なくなるというアホっぷりは健在だった。そこを、「Believe」でいつもなら「一緒に!」とシャウトして観客に合唱を求めるところをとっさに「Say!」に切り替えたしおりんの機転。このコンビは最強だ。
次はたぶんファンクラブイベントに行けると思う。そしてその次は夏の日産か。こういう大きなスタジアムでの楽しみ方もわかったので、日産も今から楽しみだ。