水曜日の視聴覚室@渋谷WWW

例の千円ポッキリのライブ。ほら、やっぱり楽しめた。
オオルタイチは初めて観たけど、最初の2、3曲はよくわからなかった。中盤からインド〜アフリカあたりのエスニックなサウンドになって、やっとノることができた。
でもこのVJはちょっと残念だったな。ループする映像のつなぎ目なのにコマが合ってないのでズッコケちゃうし、動画そのものがもっさりしていた。これならオレでも作れるぞ、と思っちゃった時点でがっかり。
水曜日のカンパネラは、今日はいつになく、といっても今まで3回しか観ていなかったのだけど、アツかった。序盤はやや緊張しているように見えたが、すぐにいつものコムアイに。尺も1時間を超えるくらいで、ガッツリやってくれた。
そしてこちらのVJは素晴らしかった。中山晃子というアーティストで、先々週の『電子の女子』のときにコムアイが言っていたけど、個人的な友人でもあるそうだ。水に絵の具を落としたり印刷したのを滲ませたりといったアートが、曲に合わせてリアルタイムに展開される。渋谷WWWはもともと映画館なので映写室があり、そこで創作を行いステージのスクリーンに映写していたというわけ。流石に呼吸もぴったりで、これは確かに「視聴覚室」。あるいは図画工作室か。
水曜日のカンパネラという創作集団が、音楽だけではなくどんどん裾野を広げていく様子をリアルタイムで追うことができるという幸せ。失敗してもいいので、どんどん冒険してもらいたいな。
で、入場料が千円ポッキリでは流石に赤字だとのことで(そりゃそうだ)、Tシャツとマグカップを買ってきた。それでも普通のライブの料金とあまり変わらなかったよ。